FC2ブログ
10月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫12月

城崎旅行9

2018.07.02 (Mon)


9a26f32f0d1fb44aeea547d447e4e8e9-630x418.jpg

お部屋の中には、ただならぬ匂いが漂っているような気がしましたが、
けれど、そのこと、私以上に感じたのは、きっと、Nさんだとも思えました。

パパが使っているのだろう、シャワーの音が聞こえていましたが、
声を掛けること、許されないままに、私は手を引かれて、部屋の外に出て行ったのです。

「ご主人も、許してくれるはずさ」

私たちの部屋だったはずのドアを後ろ手に閉じるなり、
慌てるような彼に抱き寄せられると、荒い息の中で、当たり前のように、
くちびる、求められました。

逞しい胸に両手を当てて、抗おうとしましたが、
息の詰まるほど、乱暴とも言えるほどに抱き締められ、
仰け反ったところを見計らった彼の分厚い舌先が、私のくちびるを押し開き、
逃げ惑う舌を吸いたててきたのです。

1873-12s.jpg

言葉はありませんでした。
それは、あの時の彼とは思えないほど、息を弾ませていました。

地中海旅行の説明会の日、初めてお会いしたというのに、
人の目も心配されるエレベーターホールの陰で、唇を奪われました。

そして、心配していた地中海の船の、清潔なベッドシーツの上では、
抗い逃げ惑う私の身体と、自慢の男のものでしっかりと繋がり合うことを果たすと、
数え切れないほど、悦びに突き上げた私の身体とこころ、
悠々と、自分のものにして、ほくそ笑んだのでした。

sex_5741-124s.jpg

それからも、夫ではない、その夫から許された営みだったとは言え、
幾度となく身体を繋ぎ合う度に、その魅力に惑わされ、
そして、とうとう、その男の人の液、何度も注ぎ入れられること、
むしろ、自分の方から狂おしく求めるように、させられてしまっていたのです。

sex_4610-030s.jpg

けれど、今夜の彼は、その時の彼とは思えませんでした。
夫ではない、彼の男の人の液の全てを、身体の奥に求めることさえ願った彼の魅力は、
その時、全く感じることができなかったのです。

ブラウスのボタンを上手に外し、ブラと素肌の間から差し込まれた、
Nさんの広い手の平が、たわわな乳房を被い、
乳首がゆっくりと硬くなりだしたったその時、部屋の鍵が開く小さな音がしました。

「Nさん、申し訳ないけど、今はそのくらいでいいでしょ、後は、食事の後で」

imagesCATFEW6X.jpg

昨日の蟹料理と違って、但馬牛をメインとしたお肉の夕食が済むと、
私たちの部屋で二次会をと、夫がNさんたちご夫婦を誘いました。

main_02.jpg

女将さんと次男坊の彼が、お酒やおつまみを持って来てくれましたが、

「あぁ、女将さん、この部屋に布団二人分敷いてもらえるかなぁ」
「遅くまで飲まれるんですね。えぇ、かまいませんよ、すぐに準備させますね」

もともと、四、五人程度のお客様も泊まれるお部屋の広さ、
八畳くらいの床の間と縁側の付いた和室と、これから二次会に使うするソファーリビング、
それとは別に、ツインのベッドルームもあるので、ゆっくりなんですけど、
やっぱり、ちょっと、慌てたんです。

003.jpg

夫以外の男の人に身体を開いて、夫に言われるがまま、
そして、自分の身体の求めるがまま、
人妻としてあってはならない時間を過ごしたこと、少なくはありません。
夫に申し訳ない気持ち、強く感じながらも、
私を抱いたこと、相手の男の人に後悔してもらいたくないし、
私の身体、悦んでもらうこと、女としての努めだと思っています。

berochu_5205-065s.jpg

けれど、他の男の人と繋がり合い、仕方のない悦びの声を聞かせてしまうことは、
やっぱり、大好きな夫の前では妻として、
いたたまれない気持ちが強いし、夫も辛いだろうと、
今まで、避けてきたつもりだったのです。


関連記事
13:25  |  「順子の日記」  |  Trackback(0)  |  Comment(13)

Comment

奥に出されてもすぐに流せます

わんぱくさん、こんにちは。
コメント、いつも、ありがとうございます。

まぁ、確かにそうですね。
お風呂の中で、出されちゃっても、
お湯と、男の人の液、溶けあって、
分からなくなってしまいますよね。
前に、何度かそんなことありました。

いろいろなことがあった城崎旅行、
続き、読んでみてくださいね。


順子 |  2018.07.02(月) 13:34 | URL |  【編集】

核心に迫れること

楽太郎さん、こんにちは。
いつも、コメント、ありがとうございます。

皆さんを焦らすこと、考えて書くことはありません、
ただ、後で読んでみて、そうなってしまったことはあるんですが。

大好きな主人と一緒なのに、その時は、Nさんに抱き寄せられて、
身体を熱くしてしまっていた自分がいました。

一度、身体を許してしまうと、女って、どうしようもないんでしょうね。

お話も、後僅かですけど、
呆れないで、読んでみてくださいね。
順子 |  2018.07.02(月) 13:40 | URL |  【編集】

柏木カメラマン

伊集院さん、こんにちは。
コメント、ありがとうございました。

あぁ、柏木カメラマン。
実は、「幸せの行方」の城崎温泉のシーン、
もう、随分と前に書き終えているんですけど、
つい、最近、読み直してみたところでした。
伊集院さんのコメントの中に、
柏木カメラマンの名前があって、
本当に、びっくりしたんですよ。

「幸せの行方」
読んでいただいていて、ありがとうございます。
何度も訪れた城崎温泉を舞台に書いたそのシーン、
今年中にはUpする予定です。
楽しみにしておいてくださいね。

城崎温泉、
私にとって、いろいろな思い出深い街に、
なっているようです。

順子 |  2018.07.02(月) 13:46 | URL |  【編集】

暗黙の了解

柚葉さん、こんにちは。
お忙しい中、コメント、いつも、ありがとうございます。

「夫婦交換」
自分で求めたわけではないんですけど、
結局は、そんなことになって、
恥ずかしくて、その言葉に、どきって、してしまいます。

地中海旅行の説明会で、
思いもかけず、くちびるを許してしまったあの夜から、
いろいろなことがあって、
結局は、彼に身体を開いてしまった私、
いつまで、こんな関係が続くのでしょうか。

城崎温泉、そんなことさえ、なかったら、
ただ、楽しめた数日だったのに、
私が、いけなかったのかもしれませんね。

コメント、ありがとうございました。
続き、読んでみてくださいね。

順子 |  2018.07.02(月) 13:55 | URL |  【編集】

今年中…。

順子さま
更新ありがとうございます。

幸せの行方の更新、今年中じゃなくて、今月中の誤りですよね?ぜひ、そう希望します。

それから、焦らしてないとのことですが、言ったそばから、食事の後で、ぶった斬っての場面転換、流石です。
伊集院 |  2018.07.02(月) 19:12 | URL |  【編集】

同室スワップ

これまでは、貸し出しや時差がある別室swしか記載されてませんでしたが、いよいよ同室でのスワップですね~
お互いに見せ合ったり、4人で絡めるので、わたしは別室より断然同室派ですね~
どんな情景が描かれるか楽しみです。
さらっと流されるのは勘弁ですね…城崎のNさんとの交歓部分があっさりとの指摘があったのでここが充実して欲しいです。
わんぱく |  2018.07.03(火) 05:16 | URL |  【編集】

順子さま
更新、ありがとうございます。

順子さまもNさんも、お部屋の様子、匂いを感じとられていたのですね。
興奮と、行き場のないかすかに感じる嫉妬心のようなものがあったのでしょうか。
旦那さま、あのタイミングでドアをあけられ、ストップをかけられるとは、順子さまは少しは救われた気持ちでいたのでしょうか。続けてほしかったのでしょうか。
今夜、夕食後にすごされる時間を思えば、
前戯的な時間にしかすぎなかったのかな…
とも思ってしまいます。

いつまで続く関係なのかと、順子さま少し悩まれているようにも感じますが、住んでいる距離があるだけに、頻繁じゃないのが救いなのかもしれませんね。
時々会われて、すごされるからこその楽しみなのかもしれません。

夕食から2次会。
この素敵なお部屋で行われるであろうこと。順子さまの心の内側を、どう文章にのせられるのか、更新されたばかりなのに、すごく待ち遠しいです。
柚葉 |  2018.07.03(火) 12:49 | URL |  【編集】

柚葉さんの期待?

柚葉さんも2組の夫婦がどのように絡まれるか興味津々のご様子が伺えます。
同室スワップは、最後に愛してる旦那様と抱き合える背徳の時間を取り戻す行為があってこそなんです。
奥深く出された液をかき出すために、竿にはカリがあるのです。
さて、どのような情景が描かれるのか期待しましょう!
読まれるとき、ゆずはさんの股間がしっとりするのも期待して…
わんぱく |  2018.07.04(水) 03:58 | URL |  【編集】

興味津々

こんにちは。
同室でお互いの夫婦がいる中で、そういった時をすごされることは、少なからずも興味あります。
わんぱくさまのお話しを聞いてたのもありますよ。
奥さまを取り戻したい気持ちで愛し合われるのが、またいいのでしょう。
カップルよりも、ご夫婦の場合の方が、燃えそうなイメージがあります。

順子さまが、これから迎えられるその時の流れだったり、抗えない身体の反応や、心情をどう言葉にされながら描かれるのか楽しみです。
男の人は硬くされ、女の人は、ドキドキしながら潤っていくのでしょう。
仕方のないことです。
順子さまの文章が引き込み、身体が自然と感じていくのですから。
柚葉 |  2018.07.04(水) 12:35 | URL |  【編集】

わんぱく/柚葉ラリー

いいですね。
大御所順子さまはもとより、齢知らない柚葉さまの述懐。とても新鮮で興奮いたします。

是非、今後も柚葉さま自身のことも、語ってください。
伊集院 |  2018.07.04(水) 23:14 | URL |  【編集】

嫉妬の渦に

順子さん こんにちわ楽太郎です。関西は台風一過でも大雨が続いております。そちらは大丈夫でしょうか?

さて、「ただならぬ匂い…」の表現好きですね。私も経験ありますが、NTRは言葉にできない焦燥感、嫉妬心、相手から不貞の証を突き付けられた空間に陥れられたのではなく自ら踏み入れた悔恨の思い。
それでもお互いの強い絆で引き寄せ合う儀式をせねばならない虚しさ。

払拭せねばならない焦りを感じ、二度と戻ってこない危さも秘めている現実を直視しつつ、直視できない現実を垣間見たので、胸を搔き毟られながらN部長は順子さんの唇を強引に奪おうとしたんでしょうね。

N部長は奥様を相当に愛されているんでしょうね。
SWでの4名の理性を失った性愛の表現が楽しみです。
ワクワクドキドキ!!!
楽太郎 |  2018.07.05(木) 11:43 | URL |  【編集】

順子さんの心中

これから始まる4人の戯れの時間、順子さんは夕食前にされたNさんのキスでむなしい気持ちを感じてたはずです。
一度好きになった男性から心が離れたことを感じながら、どのような展開になるのかも興味があります。
わんぱく |  2018.07.06(金) 07:12 | URL |  【編集】

キモノ

こんにちは。

着物の写真は、以前カメラマンの方に撮られたものですか?

もしそうなら、被写体がいいですね。
海原 |  2018.07.09(月) 17:42 | URL |  【編集】

コメントを投稿する

Url
Comment
Pass  編集・削除するのに必要
Secret  管理者だけにコメントを表示  (非公開コメント投稿可能)
 

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://jo6ehm.blog47.fc2.com/tb.php/496-fe2efa35

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | HOME |