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「幸せの行方」 その13 六条の人

2009.06.07 (Sun)

●桂一

初夏の都にしては、気持ちの良い涼しげな薫風が、
桂川の水面を流れ吹いているように感じられ、
アオサギが何かを啄んでいる姿が遠くに見える。

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大学で昼食を終えた後、
四条通を川原町通に向かって歩いていた。
先ほど、あの時の神社の前を、
何もなかったように通り過ぎたばかりだったが、
振り返るとどこかに見えるはずの木立の下での過ちが、
僅かな心の痛みと同時に思い出された。

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今も忘れることなどできるはずもなかった。
あの夜、遠縁の叔母と、
思いもかけず肉体の繋がりを持った。
北陸から来ていた美しい人と一日都の街を過ごした後、
お礼だと言われ、
学生街で飲んだ時までは良かったのだが、
酒に酔ってしまったことを理由に、
恐ろしいような欲情の赴くままに、
闇夜の暗がりの中で繋がりあったのだった。

20110709上賀茂神社 相国寺 (81)

あの夜、自分の強張りは叔母の濡れた可愛らしい唇に咥えられ、
そして、飲み込まれた自分の男液は、
眩しいばかりの叔母の白い身体の隅々にまで、
今沁みこんでいるのだろうか。

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軽い眩暈を振り払うかのように、
桂一は四条通に視線を移し、
その思い出と離れるようにして六条へ向かって歩を進めていった。


二週間ほど前、ガールフレンドの里子から、
ハワイで開かれる夏の研修で京都を離れている間、
高校二年生の生徒に勉強を教えてもらいたいとの家庭教師の代役を頼まれた。

今しがた、若者同士らしい情熱的な交わりを終え、
まだ、荒い息の中で膨らむ白い乳房を見せながらの話であった。

里子とは高校時代からの付き合いであり、
同じ大学の医大生としても、
そして、それぞれが持つ若者の身体の欲求を満たす相手としても、
上手な付き合いを続けている。

忙しい夏ではあったが、週に三日程であればと大丈夫だと言うと、
里子からの詳しい内容の話は後回しにすることにした桂一は、
柔らかくなり始めた乳首に、
もう一度唇を寄せていったのである。

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●葵

六条にある葵の家は、
見るからに格式のある、古い京都の佇まいを見せる旧居であった。
格子戸から玄関まで苔の美しい庭造りの石畳を歩き、
案内された葵の部屋も、今様な高校生らしい内装ではあったものの、
天井の高さや窓の広さなどの設えには、
昔ながらの時間が感じられた。

桂一たちが通う医学部への進学を目標にしているとのことであったが、
共通試験など差し出された成績を見る限りでは、
充分に安全圏とも言えるものであり、
里子のプランである、
理科の選択科目である物理をこの夏にさらに補強することは、
なるほど間違っていないことのように思えた。

早速二時間ほどテキストを使用して何題か解かせてみたが、
基礎が良く出来ており、大きな間違いを指摘する必要はなかったし、
見るからに聡明そうな顔立ちとしっかりと躾けられた態度は、
教える側にも気持ちの良い時間であった。

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暫くすると、
二時間程家を空けるからと、母親がお茶菓子を持ってきた。
そろそろ帰る予定ではあったが、
せっかくだからと、
食べたこともないような高級な和菓子を頂くことにした。

二人きりになると、高校生活のことなどで談笑することになった。
問題を解いていた時には気が付かなかったが、
まだまだ幼さが残る可愛らしい顔立ちの割には、
肉付きの良い豊満な身体で、
豊かな乳房であることは想像するまでもなくわかった。

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 「最近 済ませたみたいなの。」

里子の話が思い出された。

案の定、男友達の話から、男女の営みのことに話は進んだ。
初対面の男性相手というのに、
若者らしく、
実にあっけらかんとそんなことを話し始める。

里子とはどんな関係なのか、どんなことをしているのか、

先ほどまでセンター試験の過去問題を一生懸命に解いていたというのに、
長いまつ毛の大きな瞳は見開かれ、うっすらと濡れているようにも見える。

笑いながらも返答に困る桂一を見ていた葵は、
ふいに、くるりと椅子を回転させ背中を見せると、
そのまま、座っている桂一に寄りかかってきた。
二本のスプーンが重なり合うような形になり、
桂一のあご先に、彼女の髪の毛が触れ、良い香りがした。

「痛いばっかりで。」

そう言うと、躊躇する様子を見せることもなく、
桂一の右手を自分の右胸に誘った。

桂一の手のひらはブラウスの薄い素材に助けられて、
葵の豊乳を感じることになり、
暫くゆっくりとその柔らかさを楽しむと、
ボタンを外したブラウスの前を広げ、下着のホックを上手に外すことになった。

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桂一の手のひらでは包みきれないほどのしっとりとした豊かな双胸は、
ほんのりとした薄く色付いた乳首を見せ、
張りのある感触で桂一を充分に楽しませてくれたし、
固くなり始めた両の乳首を少し強めに摘んでやると、
身体を震わせ幼い喜びの声をあげた。

桂一はゆっくりと葵の顔を肩越しに向かせ、
肉感的な可愛らしい唇に自分の唇をあてがうと、
舌先で唇の端から端までなぞると、先程の和菓子の味がしたような気がしたが、
少しずつ唾液で濡らし広げた唇の隙間から舌を滑り込ませ、
まだ、何も知らないだろう葵の舌を探し、
そして、絡め吸った。

幼く聞こえていた少女の息遣いが、
少しずつ大人の女の喘ぎの声に変わるようにも聞こえ、
どろりと流し込んだ桂一の唾液を、
教えられたかのように喉を鳴らして啜り飲んだ葵は、
自分からその幼い舌先を、桂一のものに懸命に絡めるような仕草を見せる。

少し心配になるほど興奮した葵を案じた桂一は、
足の力が完全に抜けたような様子の身体を、傍らのベッドに横たえさせる。
先程まで桂一の指先で愛されていた乳首と、
横になっても形の変わらない若い乳房が、
だらしなく開かれたブラウスの前から覗いていた。

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「教えてください。」

大きく胸を上下させ、
喘ぎながら言った葵の掠れた言葉に誘われるように、
桂一はベッドに投げ出された葵の太ももに手を添えると、
葵がそれに応えるように自らの腰を浮かせたのに助けられて、
下半身を覆うものを取り去ることに成功した。

まばゆい太ももを、ゆっくりと、押し広げる。
少女の部屋ではあるのに、
女の濃い匂いがゆっくりと空気の中に溶け込んでいく。
男性との肌の交わりを僅かしか知らないその部分は、
まるで、少女のような色であったが、
それでも女らしく身体の奥から湧かせたきらりとした透明な蜜が、
その量に耐えかねて今にも滴り流れそうな様相でもあった。

桂一の舌が、その濡れた幼い柔肉の溝を、
ぞろりと舐めてやると、
葵は見られたくない子どもの顔を隠していた両手の隙間から、
観念したようにどうしようもないか細い声を漏らした。

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桂一はしっかりとその喜びを教えようと、
唇と舌を余裕の中で充分に使っていたし、
葵はしっかりとその喜びを知るために、
素直な感覚の高まりに、自分の身体を任せていたのだった。

僅かの間に二人が求め合ったその時が訪れた。
葵は両手を顔から離すと
あといくらもしないうちに、
自分を襲うであろう快楽の極みに耐えるため、
花柄のベッドカバーを強く握り絞めていた。
桂一はその瞬間に、
葵にできるだけ深い喜びが訪れるように、
愛液にまみれた柔芽に触れる舌先に神経を注いだ。

桂一に言われたわけではないのに、
葵は自分に登りつめるその時が来たことを、
掠れた言葉で桂一に伝えると同時に、
上半身を強く反らせると、
たわわな乳房をゆらりと揺らした。
同時に、新たに肉溝から流れ漏れた熱い透明な蜜液が、
桂一の口元を濡らすことになった。

二度三度と全身を襲ってくる麻痺に、
大人になりかけた自分の身体を任せた葵は、
薄紅に染まりくねる裸体を桂一に見せた。
これまでに経験のない余りに強い喜びの極みに、
声すら上げることができなかった様子だった。

そんな葵の姿に見下ろしながら、
まだ収縮の治まらない愛液にまみれた秘唇に、
桂一はゆっくりと中指を挿し入れてみる。
まだ少女の身体付きでありながら、
大切な部分は充分に自分を満足させてくれるだろうと
そう思っていたとおりに、
これまで男性のものを受け入れたことのないような、
ねっとりとした強い締め付けをその指腹に感じ取れた。

一度愛液にまみれた指を抜き人差し指を加え再び挿し入れ、
濡壺の中で二本の指を広げゆっくりと出し入れをしてみる。

葵は興奮のためか、
上下する豊かな双胸を自らの両手で揉むような仕草を見せながら、
桂一のゆっくりとした指の動きに誘われるようにして、
いやらしい腰の動きで応えてきた。
可愛らしい喘ぎ声は、
いつしか耐えきれないような細い泣き声に変わっていた。

僅かの時間で、二度目の頂に葵が達することが察せられた。
喘ぎがそれまで以上に荒くなり白い裸身が薄紅色に染まり始め、
そして、腰の振りが強くなった。

何かを言ったように感じた。
それは曇ってよく聞こえなかったが、
葵に差し迫った時が、今訪れようとしていることは間違いなかった。

桂一は先程のように葵のものに顔を寄せると、
二本の指をそれまで以上に秘唇の奥にまで送り込み、
彼女が待ち望んだ時のために柔芽をその唇の間に含んだ。
その瞬間、再び登りつめることを告げる言葉が、
葵の唇をついて出ると、
両腿に力が入り、腰が高く跳ね上がる。
息が詰まった時間は先程よりはるかに長く、
桂一の指は驚くほど強い締め付けを感じることとなった。

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まだ幼さの残る葵と、
今繋がりあうことには、
可愛そうな気がしないでもなかった。
けれど、桂一自身、
その要求を抑えることができないところまで既に高まっていた。
手際よくスラックスを脱ぐと、
葵の性器と自分の性器の高さを合わせるためにベッドへにじり寄る。
額にうっすらと汗を感じた。

葵の柔肉を求め自分でも驚く程に太く固く反り返った桂一のものは、
脈打ちながら先程に透明の愛液を滴らせていた。
顔を隠していた掌の指の間から、
自分の最も女らしい部分を今まさに押し開き、
身体の奥にまで挿しこまれようとしているものを垣間見たのだろうか、
桃色の小さなため息をついた葵は、
まだ麻痺の残る身体から観念したように力を抜き、
されるがままに太ももを開いた。

部屋の外で、急に吹き出したのだろう強い風が、
窓の近くにある白竹の葉を激しく揺らしだしている。

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男の怒張を身体の奥に迎え入れるため
新しい愛液を滲ませ始めた葵の秘唇に、
桂一は透明の液を滴らせている逞しい自分のものを何度か擦り付けると、
先程指腹で感じ取った強い締め付けを思いながら、
その秘唇を押し開こうとしてゆっくりと身体を傾けた。

その時、突然に、
桂一は自分の身体が説明できない強い匂いに包まれていることに気付いた。
それは、これまで経験のしたことのないような強烈な匂いだった。
なぜだかわからなかったし、
どこから匂うのかもわからなかった。
ただ、その匂いを感じたと同時に、
目の眩むような快感が桂一を襲い思わず唸り声を上げていた。

堪えきれなかった。
身体の芯を走り抜けるその快感に身を委ねることしかできなかったのだ。

求めていた葵の肉壁ではなかったのに、
激しい吐精のため腰が跳ねるように動き、
どこにも触れていないというのに、
吸い出されるような感覚の中で噴出を始めた精液は、
葵のうっすらとした恥毛に、
柔らかな腹部に、
たわわな乳房に、
薄桃色の乳首に、
可愛らしい唇に、 
そして、艶のある髪に降り注がれた。

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発作は一度で終わらぬまま、
桂一を包むその強い匂いに強制されるように、
肉幹は激しく跳ね上がりながら、
二度三度、そして、四度と、塊のような精液を噴出した。

二人のそれぞれの荒い息が、部屋の中を満たした。

桂一の様子に驚いたような表情を見せていた葵は、
今自分の身体に降り注がれた幾筋もの精液を、
静まり始めた息遣いの中で呆然と見続けていたが、
桂一に言われるがまま乳首にかかったその温かい液を指先でなぞり、
恐る恐る口元に運んだ。
初めてのことだったのだろう、
その味に少ししかめた表情を見せたが、
愛らしい舌先を出し、華のような笑顔を桂一に見せたのだった。

あの不思議な匂いは、
忽然と消え失せていてその名残さえ感じることはできなかったし、
どのような匂いだったのか、
改めて思い出そうとしても、もう思い出すこともできなかった。

先程までの強い風はなぜか不自然なほどに止んで、
辺りは静寂そのものであった。
窓際からは美しい朧の月が、初夏の夜空に見ることができた。

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●可愛らしい声

夏らしい澄み切った濃い青空の下、
桂一たち二人を乗せたベンツのクラスBは高速道路を快調に疾走する。
数日前葵の家から帰ろうとする玄関先で、
娘を大学の受験説明会に連れて行ってくれと母親から頼まれ、
絞りの和紙で織られた薄桃色の封筒を手渡された。
丁度その日から自分たち夫婦が数日の旅行に行くから、
申し訳ないが二人で夕食まで済ませ送ってきて欲しいとのことでもあり、
中には数枚の紙幣が入っている様子だった。

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神戸にある大学は、
センター試験で思ったような成績が取れないときに、
二次試験で受験予定の大学で、
実は桂一の受験の時と同じプランであった。
車は桂一の母親から借りたもので、
その助手席には、
下着が見えるのではないかと心配するほど、
短いタータンチェックのスカートを穿いた葵が、
屈託ない表情で座っている。
ショパンのエチュードの僅かな音量が穏やかに二人を包む中、
京都からの道を1時間近く走り、
予定の時間に大学の駐車場に滑り込んだ。

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昼過ぎから始まった受験説明会が二時間程度で終わったので、
隣接のカフェテリアに向かい、
配布された受験データ集を開いて内容を説明してあげると、
葵は幾つかの質問をしながら真剣な眼差しで聞いていたが、
大凡の内容を理解したらしく、少し安堵し様子であった。

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時間の都合で昼食が摂れなかったので、
学生用の大きなハンバーガーとチキンを買ってあげようかと言うと、
ファーストフードを好まない母親が日ごろは買ってくれないと、
葵はひどく喜んだのだが、
改めて顔を見ると目が虚ろで、様子がおかしい。
真夏の太陽の下を歩いたためかひどく汗をかいていて、
脈を取ってみると明らかに早く、
どうやら軽い熱中症の様子だった。

葵を暫く休息させることにした桂一は、
ハンバーガーショップのドライブスルーを使った後に、
六甲有料道路を走り、
前に二度ほど里子と来たことのあるホテルに向かった。
部屋で朝食の摂れる宿泊プランを頼み、
足元のふらつく葵を抱くようにしてやっと部屋にまで連れて入る。

清潔そうなカバーの掛けてあるベッドに寝かせ、
背中に手を回し、
身体を締め付けているだろうと下着のホックを手際よく外してあげる。
バスルームから持ってきた濡れたタオルを、
額と首筋に当ててやろうした時には、
葵はもう、軽い寝息を立てながら、
子どものような穏やかな表情で眠り始めていた。

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表情には見せなかったが、
今日一日の喧噪の中で葵は随分と緊張していたのかもしれない。
桂一はソファーに座り、
先程貰った入試要項にもう一度目を通すことにした。



一時間ほどすると、
晴れやかな顔をした葵がゆっくりと上半身を起こした。
額のタオルがベッドカバーに落ちた。
起き抜けのまだ虚ろな瞳の先に、
薄い茜色に染まろうとしている夕空が見える。

「お腹が減ったわ。」

そう言うと、ホックを外された下着が煩わしかったのだろうか、
ポロシャツの下に手を挿し込み、ずるずるとそれを抜き出した。

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柔らかなソファーのお蔭で、
時折短いスカートの奥に可愛らしいプリントの下着が見えたが、
葵はそんなことを気にする様子もなく、
先程買っておいたハンバーガーとチキンをぺろりと食べ終え、
すっかり元気になった笑顔を見せる。

ナプキンで口元を押さえながらベッドに戻った葵は、
桂一の視線を逸らす為か白い背中を見せながら、
ポロシャツと下着を脱ぎ、
ベッドの端に置いてあった清潔そうなバスタオルをその白い身体に巻いている。
既に葵の部屋で、二人での恥ずかしい時間を終えているせいなのだろう、
これから過ぎる濃密な時間のためのそんな振る舞いに、
桂一は少し驚かされた。
まだ、子どものはずなのに、
何も言わないのに、そうして抱かれる準備を始めているのだろうか。

先にシャワーを終えた桂一が浴室のドアを開けると、
その脇を葵の裸体がすり抜ける。
豊かな胸元が窮屈そうにバスタオルに巻かれていて、
白く深い谷間を作っていた。

夕暮れが、もう、終わろうとしている。
厚手のレースのカーテンの向こうには、残りわずかの空の色が垣間見えた。

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何も付けず腰までシーツを手繰り寄せていた桂一の隣に、
少しだけ髪を濡らした葵が滑り込んできて、
ひどく甘えて寄りかかるとバスタオルを自分で外した。
柔らかいソープの香りが、桂一を良い気分に誘った。

顎をすくってやると待っていたように顔を上げ、
肉感的な唇を合わせてくる。
既に息を乱し始めていて、
僅かばかりの経験しかないというのに、
桂一の唇の窪みを探りあて上手に吸い付いてくる。
背筋に走るような快感だった。

暫く二人の甘い唾液で濡れた唇を楽しんだ桂一は、
葵を自分の前に移し背中越しに脇の下から掌を伸ばすと、
興奮のためか大きく上下する張りのある乳房に両手を被せる。

豊かだった。
そして、その張りも申し分なかった。
葵の部屋でのこともあったが、
シャワーを浴びたばかりのさらさらとしたもち肌の感触は、
その時以上に桂一を魅了したのだった。

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冷静さを失いつつある桂一に少し強めに両胸を揉まれ、
葵は甘い声を上げ続けて身を仰け反らせた。
これまで殆ど吸われたことのない乳首は、
桂一からの愛撫のため流石に盛り上がりを見せ固くなっている。
そっと、唇で挟んでやると、
葵はそれまでと違った濡れた大人の声を出した。

桂一も余裕を失いつつあった。
あの時自分を襲った不可解な匂い。
今日も、葵と繋がろうとすれは、また、同じようになるのだろうか。
恐ろしいような快感ではあったが、
自分の男液は、無念にも葵の裸体に降り注ぐことになった。

自分が求めている葵の秘唇に指を添えてみると、
そこには、もう驚く程の滴りを感じることができた。
葵も不安の中で、迎える準備をすでに完了させているのだ。

桂一は身体を起こし、
葵が自分の重さを感じないように肘を付き、
その裸身に覆いかぶさっていく。
されるがままの葵ではあったが、
桂一の動きに促されるようにして太ももをゆっくりと開き、
その背中に腕を絡めてきた。

肉茎の先から透明の液が流れるように滴る。
桂一は葵の溢れた秘唇にその先を押し当てると、
少しずつ押し進め、そして、戻り、
そのものの柔らかさと温かさをゆっくりと感じながら、
長い時間をかけて、
初めての葵の秘壷のすべてを味わうことに成功した。

これまで知らなかった身体の一番奥に桂一のものが届いたことがわかった。
それは、これ以上は無理だと思えるほど自分の身体を広く押し広げ、
そして、奥まで深く貫いていた。

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呼吸が止まるような気がして、口が開いた。
男の人を受け入れるということは、これほど大変なことなのかと思えたし、
女として、これほど満たされることなのかとも感じられた。

葵は激しく喘ぎながら、
桂一の背中に噛り付きながら、
うっすらと涙を湛えながら、
満たされた女としての気持ちを感じていた。

ボーイフレンドとの行為では、経験のない場所であった。
その時は出血と痛みが確かに疑うまでもなくあった。
けれど、それからの彼との営みでは、
僅かな入口の部分で終わっていて、
温かいものが柔らかな腹部や太ももに撒き散らされるばかりであり、
それは、男女の営みというには程遠いように思われた。

今 こうして桂一のものを深く受け入れ、
覆い尽くすように抱きしめられ、
葵にとって今この時が、自分が女にされたその瞬間だと思われたのだ。
恥ずかしい声が、
彼の動きと共に自分の口からでるのを止めることができなかった。

桂一も興奮していたのだろう。
暫く緩やかな動きで葵の身体を味わっていたが、
腰に両手を当て身体を反転するように誘った。
絶え絶えの葵もそれを察し、気怠い動きで背中を見せる。

白いもち肌の背中から良く括れた腰、そして、豊かな臀部。
下から持ち上げるようにして乳房に手の平を添えると、
改めて自分と葵の性器の位置を探り、
ゆっくりと繋ぎ直していく。

葵はおとがいを反らせて、悲鳴を上げた。
先程より更に奥の部分にまで桂一のものが届いたからだ。
こじあけるようにして、それは侵入してくるようでもあった。
艶のある髪を振り乱して、その動きとその快感に耐える。
桂一が満足してくれるために自分が我慢することが、
女である自分の務めだと思えた。

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目の前にある葵の白い裸体、可愛らしい喘ぎ声、
そして、思っていたとおりのひどく強い締め付けに、
桂一も堪え性を失くしていた。
葵を振り向かせ、繋がりあったまま暫く唾液を啜りあった後、
このまま、自分の精液を注ぎ込んででも良い時期であるのかを訪ねた。
葵はその言葉に驚いたような表情を見せたものの、
桂一を見つめてしっかりと頷いくと、
いたたまれないように細い声を上げる。

何も身に着けない裸の背中を見せ、
動物のように繋がりあったまま、
男の人の液を、初めて身体の奥で迎える。
そう思った瞬間、早くなった彼の動きに誘われるように喘ぎが激しくなり、
それ以上は無理だと思えるほど強くシーツを握り締めた。

下からその豊かな両乳を慌てるように揉みながら、
桂一は葵の肩口に歯をあてると曇った唸り声を上げ、
えぐるように激しく腰を突き出した。
その途端、塊のような精液が桂一のものを走り、
葵の最も奥壁に解き放たれた。
それは、二度三度と続き、葵の蜜壺を満たしだした。

止まらぬ麻痺と喘ぎの中で、女の幸せを感じていた。
今の自分自身が、大人なのか子どもなのかわからないでいた。
桂一がそんな自分の身体を喜び、
温かい男のものを身体の奥に注いでくれたことで、
葵は女にされた実感を、しっかりと感じていたのかもしれない。

溢れさせようとする秘唇にティシュを当てバスルームに誘う。
ゆっくりと腰を落とさせ当てていたものを外す。
今まで桂一のものを飲み込んで、
少しだけ赤みを帯びた秘唇が僅かに開き、
白い塊がバスルームの床に音を立てるようにして滴り落ち、
それに続いて粘り気の強い乳白色ものが流れ続けた。
それは、桂一自身が驚くような量でもあった。

二本の指を挿し入れ残りのものを掻き出しすように動かしてみる。
葵は桂一の肩に両手を添えて、
彼のするがままに喘いだ。
お互いのもにシャワーを使うと、
ジャグジーが泡音を立てるバスタブに二人で浸かる。
後ろから乳首を摘んでやると、
葵は可愛らしい声をあげて唇をせがんできた。

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桂一はそれまで以上にひどく漲っている自分を感じながら、
その唇に舌を滑り込ませたのだった。


●六条の人

何時もと変わらない都の昼下がりのように思えていた。
既に通い慣れたといってもいいような葵の家まで、
同じように歩いているつもりだった。
けれど、家を出るときには、特に心配な空の色ではなかったと思えていたのに、
葵の家まで、町並みの最後の角を曲がろうとするところになって、
にわかに、あたりが夕暮れ時のように暗くなり、大粒の雨が降り出してきたのだ。
それ程遠くないところでの、雷鳴も聞こえてきた。

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玄関の扉が開くと、何時もとは少しだけ違うように感じられた母親が、
怪訝そうな顔つきで、桂一を迎えた。

葵の勉強にために訪れる日は、今日ではなかったのではと、
いつになく、少し青ざめた顔で、そう、言うのだ。

これまで人との約束で、時間や曜日を間違ったことはそうはなかった。
自分はそんなことで、人に迷惑をかけるような人間ではないと思っていた。
今までで知らないような、うっすらとしためまいを、
桂一は、感じずにはいられなかった。

葵は居ないけれど、まあ、そんなに濡れてたいへん、
早くシャワーを浴びたらと、見かねた母親から浴室に案内された。
すぐに乾くから、洋服と下着は洗濯機に入れてと、
白いバスタオルと上質なバスローブを渡された。

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桂一がシャワーを使っている間に、脱衣所にあった彼の衣服は、
母親の手で、乾燥機のついた、洗濯機に入れられたようだった。

「すいませんでした。ご迷惑をお掛けして」
良い匂いのするバスタオルで髪を拭きながら、
リビングに入ってきた桂一。

その時になって、よく手入れされた庭先の、鬱蒼とした白竹が、
強い風のためだったのだろうか、急に、ざあっと、倒れるように揺れ動き、
恐ろしいような大粒の雨が、その葉を叩き始めていたことが、わかった。

「こちらこそ、ごめんなさいね、わざわざ、来てくれたのに」

そう近づきながら言うと、
まだ、滴る髪の毛を、新しいタオルで拭こうとしてくれたその途端、
辺りが真っ白になったような閃光と同時に雷鳴が轟き、
とばりのような薄暗さが二人を包んだのだ。

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母親は、驚いて、桂一にすがりついた。
それは、女性であれば、特に不自然な行為ではないと思えた。
けれど、その時、桂一には、恐ろしいあの時間が、蘇ってきたのだ。

あの時の、強い匂いが、桂一の身体を包んでいた。
あの時と同じように、何処から匂うのか、何の匂いなのか、
分からぬままにだ。

そして、それを感じたと同時に、
それまで、全くといいほど、意識をしていなかった母親の身体を、
慌てるようにして、強く抱きしめていたのだ。

抗いは、感じられた。
けれど、自分の胸に手を当てて、僅かばかりではあるが、
抵抗している母親を強く抱き寄せると、
仰け反った彼女をいいことにして、
その身体をよく磨かれたフローリングに横たえさせたのだった。

なぜだかわからなかった。
その匂いに翻弄されるままに、母親の上質の衣類を乱暴に剥ぎ取り、
そして、荒い息のままに自分のバスローブも脱ぎ去った。
華奢に思われた母親の身体ではあったが、
そんなことより、今は母親と繋がることが、
その匂いからの誘いのように思われたのだ。

彼女の身体を抱きしめ、自分を繋げようとしたとき、
なぜだか、思いもかけない彼女の強い力で、仰向けにされられた。
そして、真っ白の美しい彼女の身体が、
桂一の腰にゆっくりと跨り、
これ以上はないほどに太く膨れ上がった、
男のものを飲み込んでいったのだった。
導かれ、白い乳房に手の平を当てたが、
長い髪に隠れた彼女の表情は、垣間見ることさえもできなかった。

無題

そして、あの時と同じように、恐ろしいような快感に襲われた。
すべてを吸い込まれるような感覚の中で、
ほんの僅かな動きの末に、
おびただしい、塊のような男のものを、
声をあげながら、彼女の中に噴出するしかなかったのだった。

フローリングに脱ぎ捨てられた薄い部屋着の横に、
時折、治まらない麻痺を見せる、彼女の裸体が横たわっていた。
そして、その、秘唇からは、今しがた桂一が注ぎ込んだ白い多量な男の液が、
滴り伝っているのが見えた。

庭先から見える夕刻の空は、先程よりも遥かに遅い時だというのに、
なぜだか、美しく茜色に染まっていた。

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