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「幸せの行方」 その12 桐子の恋

2009.06.07 (Sun)

●桐子

先代の院長の要望を随所に凝らして造られた邸宅は、
まるで平安京にあった寝殿造りを思わせる様相で、
初めて訪れた来客を驚かせた。
広い庭には中島を配置した池があり、
そこには釣殿まで設えられていたし、
築山の向こうには借景の北アルプスが遥かに望めた。
建物は平屋造りで、各部屋を広い渡殿が繋いでいて、
北陸の古都には実に相応しい見事な邸宅だった。

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その住まいのすぐ東隣に、
同じ平屋ではあるが、やや近代的な小さな建物がある。
邸宅全体の風情を損なわぬように、趣のある深い色の建物ではあるが、
佇まいの異なりから特別なものであることを察することができた。

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実家である神戸の菓子問屋は、
二人の兄が後を継いで順調に業績を伸ばしている。
指導者にも恵まれ幼年の頃から卓越したピアノの才能を開かせた桐子は、
地元にある私立の女子高校を卒業した後、
東京の国立の芸術大学に進学した。
卒業後はウイーンで数年間の留学期間を送り、
いくつかの若手の競う世界的なコンクールで好成績を修めた。
帰国した後は大いに将来を嘱望されたのだが、
なぜかあっさりと演奏者としての活動から退き、
北陸の古都に嫁いだ。

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結婚してから暫くは子どもができないことで周囲を心配させたものの、
その後雅彦、慶彦と男の子に恵まれ、
院長との仲も良く申し分のない生活を送っていたのだった。
先代が現在の院長に仕事を引き継ぐと、
桐子も若くして院長夫人としての重責に就き、
この古い街の著名な人々との付き合いも上手にこなしながら、
何時かその中心的な存在となっている。

その桐子が院長にねだって造ってもらったのが、
このピアノのレッスン棟である。
完成するとすぐに、
実家と東京に預けていた二台のグランドピアノを搬入させ、
恵まれた環境の中で指導者としての道を歩み始めたのだ。

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細糸のような柔らかいシャワーの飛沫が、
桐子の白い裸身を流れ落ちる。
首筋を、乳房を、乳首を、腰を、太股を、
そんな自分の身体を柔らかな手のひらでなぞりながら、
桐子は、ひとつ小さな息をはいた。

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嫁の順子は、そんな若い自分の身体のことを
事あるごとに誉めてくれるし、
院長も年齢の割には、
夫としての務めを嬉々として果たしてくれるのは、
衰えを見せないこの身体のお陰だと思っている。

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数知れぬ男たちが、
そんな自分の白い裸身の上を通り過ぎていった。
初めて男の人のものを受け入れたのは、
大学に入ってからすぐの初夏であったのだから、
随分と遅かったと思えるのだが、
その遅れをとりもどすかのように、
縁談が決まりこの街にくるまでの時間は、
自分自身が困惑するほどの、恐ろしいような肉欲の日々を送っていた。

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初めて男のものを繋いだ大学の準教授や、
若い自分の身体にむしゃぶりつくように群がった同じ学部の学生、
音楽関係の知人。
留学時代にも多くの外国人の音楽関係者に身体を開いてきた。
それは、手当たり次第と言ってもいいものであった。

親しい友人が呆れながらも意見はしてくれたが、
治めることはできなかった。

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どうしようもなかった。
演奏家としてのストレスからのものと言えば聞こえはいいが、
性を意識するようになったころから、
自分が人並み以上に、
強い肉欲を求める身体であることを桐子自身自覚していた。
音楽と肉欲だけのことを考えていた時間が永く続いていたのだ。

院長との縁談もそんな娘のことを察してか、
母方の遠縁の計らいであった。
嫁いで母親になれば、
本人も落ち着くだろうとの思惑であったのだろう。
思いの他ことは恙無くすすみ、
見合いから半年ほど過ぎた吉日に、盛大な華燭の典が執り行われた。
神戸に生まれ、東京や外国で永く生活した桐子が、
北陸の古都での暮らしに納得できるのかと、
案じる向きもあったが、
傍から見ても微笑ましい院長との仲は、
周りを安堵させている。

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ただ、桐子の肉欲に対しての強い欲求は、
満たされていると思われる生活の中で、
治まったわけではなかった。

新妻として、日も空けぬほど院長から愛され続けながらも、
営みの後、彼の温かいものを身体の奥に留めながらも、
昔と同じように狂おしいほどの男への性欲が、
桐子を悶々とさせていたのだった。

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三年目の結婚記念日を迎える前に、
桐子には、肉体だけを求めあうひとりの恋人ができていた。
そして、そのことは、院長にも知れた間柄であったし、
その恋人とは別に、
相手の異なるその時だけの秘密の交わりに、
その美しい身体を開くことも少なくはなかったのだ。

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桐子は、シャワーの流れが伝う女の部分に指を添えると、
僅かに開いてみた。
先ほど身体の奥に激しく注がれた彼の若く濃い男液は、
すでに桐子の身体の中からは流れ去ったはずではあったのに、
まだ、奥からさらに滲み出てきそうな気もしたからだ。
 
「あんなに たくさんだったから」

と 今日の午後の時間を空ろな眼差しで思い出していた。

この街で一年に一回開かれる音楽コンクールは、
参加する幼い音楽家たちには、
言うまでもなく大切な催しものであったし、
その子たちを教える指導者たちにも、意味の深いものであった。

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これまで多くの入賞者を輩出してきた桐子にとっても、
それは特別なものであった。
ただ、この大会の結果に一喜一憂する関係者を見ていると、
どうしても冷ややかなものしか感じることができなかったことも、
正直な気持ちでもあった。
音楽とはそんなものではないと、桐子には強く思えていたからだ。

とは言え、指導者としてのプライドもある。
今年は、数人いる生徒の中から中学生の男の子を参加させることにしていた。
既に昨年の大会で入賞を果たしている子で、
桐子が指導者として歩み始めたころの、優秀な女子生徒の息子でもあった。

一月ほど前のこと、
何時ものようにレッスンを終え、
レッスン場にある皮製のソファに並んで談笑をしていた。
その時も実力派女性歌手が提案した、
「森へのチャリテイクッキー」を食べながら
男の子が話す学校のことやガールフレンドのことを興味深く聞いていた。
若い子たちの話を聞いているだけで、随分と元気をもらえるような気がして、
桐子はこの時間が好きだし、大切な時間に思えていた。

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 「今度のご褒美は、何がいいのかしら。」

前回もその前も、
コンクールの結果に対して桐子からご褒美をプレゼントしていた。
それは、自分が神戸で習っていたころに、
いつもそうして貰っていたことに他ならなかった。
きっと欲しがっていた自転車と言うのかと察していたが、
それまでの屈託のない彼の笑顔が、
急に恥ずかしそうな、それでいて少しだけ真剣な眼差しに変わった。
彼が話し出したのは、ある映画のことであった。

赴任した女性教師が、元気のないバレー部員に奮起を促すために、
試合に勝ったら、自分の胸を見せるという約束をする映画だという。

桐子は思わず噴出しそうにもなったが、
彼の真面目な表情に声を失った。
女性の身体に興味のある年頃だということは良く分かるけれど、
ということは、
もしも、今度のコンクールで良い成績を修めたら、
自分の乳房を、この子に見せるということなのだろうか。

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思いもかけない彼の言葉に、重い沈黙の時間が二人の間に訪れた。
桐子はテーブルの上から、和三盆のクッキーを手に取ると、
少し掠れた声で話し出した。

「先生のおっぱいは、その女優さんみたいに大きくもないし、
 素敵じゃないかもしれないわ。」

そう言って少しおどけたような笑顔を彼に向けたつもりだったが、
余り上手くはいかなかったと思えたのは彼女本人だった。

 「女優さんのじゃ駄目なんです。先生のが見たいんです。
  先生のことが、大好きだから。」

俯いてそう言う彼の姿から、
桐子はガラス越しのよく晴れた空に目を移した。
そこに見える澄み切った青空とは裏腹に、
困惑した心持ちではあったが、
きっと、そんなことにはならないだろうからと、
他の話題を探すしかなかったのである。


順調にレッスンを消化した彼は、
コンクール当日も桐子の解釈どおりでの曲想で見事に弾き通し、
入賞を勝ち得たばかりか、
特別賞までも受賞して、
入賞者だけで開かれるコンサートへの出場権までも手中に納めた。

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クロスで丁寧に吹き上げたトロフィーを、
練習場の壁にあるガラス張りの棚に大切に入れると、
桐子は満面の笑顔を振り向けた。
彼もその笑顔が嬉しかったのだろう、恥ずかしそうに微笑を返した。

コンクールが終わってからの最初のレッスンは、
当日の演奏で至らなかった部分の再確認と、
更に新しい曲想の提案であった。
何時もと同じように熱心に取り組んだ彼は、
それまで、気がかりであった曲への不安が払拭され、
全体的に一回り充実したようにも思えた。

来客のために、
週に一度御菓子屋から和菓子を配達してもらっていたが、
そのついでに、今日はシュークリームを頼んでおいたので、
レッスンの後に出してあげることにした。
桐子が彼の唇の端についた僅かな生クリームを、
指先で拭い取ってあげて自分の唇に持っていくと、
彼は幼さの残るはにかんだ笑みを浮かべた。

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大きなシュークリームを二つ平らげると、
彼は満足したような表情を浮かべた。
約束のことは老婆心であったと思われ、
きっとご褒美は、自転車か携帯電話だと言い出すのだろうと、
桐子が胸を撫で下ろそうとしたときになって、
彼は忘れたはずの約束のことを話し始めたのだ。

無論できないことだと、説得しようとした。
先生は結婚をしていて旦那様がいるのだから、
他の男の人に身体を見せるわけにはいかないこと、
それに、女性にとって胸を見せることは、
ひどく恥ずかしいことであることも理由にしてみた。
けれど、
うっすらと涙さえ浮かべて懇願する彼を見ていると、
桐子は、もう、どうにも断れないような心持ちになってしまっていた。
思い出したような身体の疼きを、感じていたのだ。

彼の荒い息がかかるほどの間近で、
ブラウスのボタンをひとつずつゆっくりと外すと、
黒い下着が見えてきた。
それは白い桐子の見事な肌を、より際立たせるようにも感じられた。
背中に手を回すと慣れた動作でホックを外した。
落ちようとする下着を慌てて止めたが、
その後がどうにも決断できずにいた。

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本当にこのまま、この子に、自分の乳房を見せていいのかしら。

そう思いながらも、
胸を見せるだけではきっと済まないことになる。
桐子には、もうわかっているように思えていたのだ。

ブラウスを脱ぐと片手で上質な皮のソファーの背にそれを置き、
とうとう観念したように目を閉じて下着を外した。
当然かのように、いつもより、
ひどく張っている自分の乳房が感じられた。

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先ほどよりも荒い彼の息遣いが感じられて、
そっと瞼を開くと、左の乳房の前に彼の顔が迫っていた。
それに、彼の右手は自分のズボンのウエストの部分から差し入れられ、
股間の部分で動いているようにも見えた。

 「ああ いい匂いがする。」

多くのライバルたちと競い合い、
そして、高い評価を勝ち得た彼であったが、
今は、まるで幼い子どものようにも思えた。

桐子は自らの硬くなった左側の乳首を、
彼の唇にそっと触れさせ、
左手を自分の右胸に誘ってみた。
彼も自然にそれを口に含み、まるで赤ちゃんのように吸い始めると、
同時に乳房の柔らかさも味わい始めていたのだ。
幼くはあったが、穏やかな快感が、桐子の身体に広がった。
瞼をゆっくりと閉じると、暫くその快感に身体を委ねるしかなかった。

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 「ごめんなさい。もう。」

急に切迫した声を出した彼は、右手の動きを強くした。
このまま、射精してしまうつもりなのだろうか。
それはひどく可愛そうな気がした。

桐子はその手を押さえると、彼の耳元で熱い息の中にこう言った。

 「先生でいいの。初めての女の人が。」

彼は驚いたように顔をあげると、
潤んだ目を見せながらも大きく頷いた。

彼の衣類を脱がせて皮の椅子に深く座らせ、
桐子も生まれたままの姿になり、
そして、そんな桐子の白い裸身を眩しそうにみている彼に跨っていった。
ひどく興奮して息が荒くなっているのが桐子自身でもわかったが、
その行為をもうやめることはできなかった。
幼い行為ではあったが、
乳房に受けた愛撫は、
迎え入れるには充分なほどに桐子を熱く濡らしていたのだ。
少し怯えるような目をしていた彼を、
桐子は優しく見返した。

 「急がないでいいから。」

中学生というのにもうそれは充分に大人の男のものであった。
細い指で柔らかく包むと、準備の整った自分のものに二度三度擦りつけ、
ひどくゆっくりと腰を落としていった。

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先の硬く太いところはおびただしく濡れた秘唇に触れた時に、
少しきしむ感じがして桐子に小さな声を上げさせたが、
その後はゆっくりとした上下の動きのなかでお互いの液が助け合い、
とうとうそのすべてを収めることを完了した。

 「ほら、わかるでしょ。」

恐ろしいほど固いそれを、
自分のものが柔らかく締め付け始めたことを感じながらながら、
そう囁いた。
自分が良くなる事は望めないだろうが、
初めての女性として、彼にはしっかりと自信を持ってもらいたかったし、
彼にとって初めての女性が、自分で良かったと思ってもらいたかったのだ。

穏やかな桐子の腰の動きに、
思ったよりもしばらくは善戦したと思えた彼であったが、
流石にその濡れた肉ひだの締め付けと、
本望であった目の前に揺れる白い乳房に耐えかね、
荒い息の中で危うくなったことを告げることになった。

 「いいのよ さあ。」

そういいながらも、桐子の額にはうっすらと汗が滲んでいた。
彼の逞しいものを秘唇の奥にまで挿し込まれ、
幼い愛撫とは言え同時に乳首を吸われ、
彼は未熟ながらも桐子の熟れた女体を高まらせる動きを、
充分に果たしていたのである。

「もう。」

そう言った彼が、
細い声を上げて腰を強く突き上げ始めたとき、
思いもよらず、
桐子の身体の芯にも鋭い喜びが走った。
そして、恥ずかしい声を上げながら、
彼の背中を両手で強く抱きしめることになった。
その喜びは、
彼の若者らしい濃い塊のような男の液を、
身体の奥で受ける度に襲ってくるという、
桐子にとっては嬉しい誤算でもあったのだ。

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レッスンが終わってから流していたノックターンが、
二人の荒い息遣いの間に流れ聞こえてきた。

 「あなた、立派だったわ。」

温かいおびただしい彼のものを注ぎ込まれ、
秘唇からは収めきれなかったそれを滴らせていた。
桐子は彼の背中と清潔な髪を優しく撫でながら、
彼女自身も、
こころと身体を満たされた余韻に、
穏やかに浸る喜びを感じていたのである。

自分を男にしてくれた桐子の裸身を、
思っていたように一度では放してはくれなかった。
初めての女性との交わりを終え少しだけ安堵したのか、
今度は自分の好きにさせてもらいたいと懇願し、
フローリングに敷いてある、
毛足の長い上質な絨毯に桐子の身体を横たえさせると、
その美しい白い裸身に再び、覆い被さってきたのだ。

身体を繋げるためのお互いの豊潤な体液と、
今しがた放たれたばかりのおびただしい精液のお陰で、
最初と変わらない硬く太い彼のものは
誘うまでも、すんなりと身体の奥まで達し、
桐子に恥ずかしい声を上げさせ、仰け反る裸身を彼に見せることになった。

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二度目の射精を間近に感じたとき、
自分の高まりを上手に合わせようとした桐子は、
太ももを彼の腰に絡めてゆっくりと腰を揺すりたてながら、
その時を待った。
そして、
彼の絞り出るような声を塞ごうと、
初めての口付けを思わず自分から求めたが、
当然のようにそのことにも拙い彼の唇は閉じられたままで、
舌を絡め、唾液を啜り合うことを、
荒い息の中で、改めて教えることになったのである。

 「からだにわるいから。」

重たく被さった彼の身体からすり抜けようとしたが、
繋がったまま再び動き出した彼は許してはくれなかった。
思いもかけず、
数え切れない高まりを感じることになった自分の身体を、
彼が満足するまで与え続けるしかないと、
そう、納得するしかなかったのである。

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桐子の身体から、
流石に少しだけ柔らかくなった肉径を抜き出したのは、
驚いたことに、
彼自身が四度の満足を果たした後であった。

治まらぬ身体の麻痺の度に、桐子の秘唇から彼のものが流れ出していた。
気だるい満たされた余韻の中で、
夕刻までの午後の時間を過ごすしかないように思えていた。






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