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佐渡旅行4

2014.08.04 (Mon)


少しのんびりになった朝は、
ダイニングに私たちだけしかいない、静かな朝ごはんになりました。
ビッフェ形式だったので、
窓際で、Yさんたちの前に座っている先生の分も、私が取り揃えて持っていきました。
料理が自慢のホテルらしく、朝の献立も凝っていて、
目の前で焼いてくれる魚や出汁巻き卵も、とても、美味しかったですよ。

先生のお口の横についたご飯を、
ためらいなく、私が摘まんで自分の口に運ぶと、
先生、ちょっと、照れくさそうに、でも、嬉しそうにしてくださいました。

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「父さん、よかったね、順子さんが来てくれて」
「本当、お父様、お元気になってよかったわ。
それに、順子さんのお陰かしら、なんだか、若返ったみたい」

「本当は、今度の旅行、あまり、来たくはなかったんだよ。
佐渡には母さんとの思い出もあったからね。
だけど、来てよかった。
順子さんに無理なことばかり頼んで、申し訳ないと思っているんだ」

そう言うと先生、私の胸元に視線を移されると、
旅行先だということもあって、朝から注文されたビールの注がれたグラスを、
美味しそうに傾けられたのでした。

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窓の外の、よく手入れされた庭の枝の葉先が、緩やかに風に吹かれていました。
今日も、良い天気で、強い日差しが予想されましたが、
きっと、爽やかな浜風も吹いてくれるんでしょうね。

その日も、タクシーを使って、島内の観光を楽しみました。
「無名異焼」も、息を飲むほどに素晴らしかったし、
竹で創作された作品も、素敵でした。
佐渡独特の芸術を見ることができて、充分に満足した一日だったんですよ。

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ホテルに戻って、夕食までの時間に、自分の部屋のお風呂を使いましたが、
残念なことに、ありきたりなホテルの浴槽だったので、
昨夜の、恥ずかしかった屋上の露天のお風呂が、ひどく、懐かしく思えました。

お昼に佐渡牛を頂いていたので、夜の海産物、また、楽しみにしていたんですよ。
前日はちょっと控えていたお酒、先生からもお酌されて少し飲みすぎてしまいました。

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夕食が終わってから、前の日と同じように、
先生のお部屋でお茶を入れましたが、
酔っていたのでしょう、あぶなく、高価そうな湯呑を落としそうになったんです。

「部屋の鍵、開けておいてくれないか」
立ち上がろうとした私の浴衣の背中に、先生、そう、声を掛けたのでした。

筋肉質の翁先生の身体が、柔らかい私の白い身体に重なっていました。
逞しい男の人の腰で、大きく開かれた私の両腿の秘唇の奥で、
先生の大きなものが、それまで以上に太く膨れ上がると、
温かい男の人の印が、驚く程たくさん、注がれ始めたのがわかりました。

私は、先生の背中に両手を回し、もっと、私の身体を喜んでくれるように、
嫌らしく腰を揺すりたてながら、
喜びの頂に登りつめることを、はっきりと告げていたのです。

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うっすらと、まぶたが開くと、
私は、薄暗い部屋の布団の上に、一人で横たわっていました。
浴衣の胸元が、恥ずかしいほど大きく開いて、
いつしか、差しいれられていた手の平は、左の乳房の上にありました。

「順子のしたいとおりにすればいいさ」
先生に言われたように、ドアの鍵はかけなかったのです。
そして、その時を待ちきれないで、恥ずかしい夢を見ていたんですね。

大好きな主人の妻として、ふしだらだったことは間違いはありませんでした。
けれど、そんな自分を、許してしまった群青色の深い夜だったのです。

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北越4号グリーン車の座席で、私は、目を覚ました。
寄りかかっていたのが、先生の肩だと分かって、慌てて、謝りました。
前に座っているYさんたちご夫婦が、そんな私を、微笑みながら見ています。

「楽しい旅行だったね」
先生からそう言われながら優しく手を握られ、
その通りだったと思いながら、そっと、頷きましたが、
きっと私、すごく恥ずかしい表情だったのだろうと思います。

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盛夏の濃い青空の下を、特急列車は規則正しい振動音を聞かせながら、
穏やかな昼下がりの日本海に沿って走ります。

私の住む街に、そして、そこに居る大好きな主人の胸に早く戻りたくて、
私は、そのことに気づかれないように、
もう一度、ゆっくりと目を閉じたのでした。

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