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貸し出しされた私

2014.07.25 (Fri)

前に書いていた中学校時代の皆との同窓会、
今度の三連休を使って行ってきました。
幸い、担任の先生のご都合も良く、22名の参加で大盛況でしたよ。
初日は薄曇りで蒸し暑かったですが、
輪島で美味しいもの頂きながら、昔話に花を咲かせたまでは良かったんですけど、
健二君、私のこと昔みたいに困らせて、
やっぱり、どきどきなことがあって困りました。
また、今度ご報告しますね。
お楽しみに。

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さて、随分前のこと書いています。
お勤めの方、楽しかったですよ。
事務所の方々にも、いろいろと気を使っていただいて、
主人にも、迷惑かけることもなかったと思っています。

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そんな事務所に、ある日、主人が訪ねてきました。
私、ひどく、驚いたんですけど、
翁先生や、Yさんからも言われていたように、
昔からのお付き合いがあって、
今思えば、それほど、不自然なことではなかったんですね。

「翁先生と、約束してあるんだ」
そう言う主人を、所長室にご案内。
翁先生は、嬉しそうに待っていらした様子で、
ソファーに主人のこと、座らせました。
私は、事務室に戻り、入力のお仕事を続けていましたが、
一時間ほどして、所長室から、呼び出しのサインがあって、
入れ直したコーヒーを準備して翁先生たちのところへ。

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「綺麗な順子さんに来てもらってから、なんだか、事務所が華やいだよ
 なんせ、殺風景なところだからね」
書類の載ったテーブルの端にコーヒーを置くと、
翁先生、目配せをして、私を隣に座らせました。

「それに、仕事もできるし、気も利いている。秘書としても、有能だよ」
「ご迷惑かけて、申し訳ありません」
主人が、そう言ってくれたあと、
Yさんのこと、事務所のこと、奥様を亡くされた後の一人住まいのことなど、
いろいろと雑談になりました。

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「家内を亡くして、いろいろと不便なことがあってね」
そう言って、翁先生、横に座っている私のこと、穏やかな眼差しで見つめられました。
主人、そんな、翁先生の視線に気づいたのでしょう、
「家内にできることがあったら、遠慮なく言ってくださいよ」
翁先生、嬉しそうに頷くと、

「そう言ってくれると、助かるよ、なに、無理なことは言わないから、
君のお許しも頂いたし、順子さんのこと、時々、お借りするよ」
そう言って、膝にあった私の手を、強く握り絞めたのでした。

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事務所でのお仕事以外に、翁先生の秘書的なお仕事、
それは、それで、私自身、特に困ったことだとは思いませんでしたが、
「君のお許しも頂いたし、順子さんのこと、時々、お借りするよ」って、
翁先生と主人とのお話の中には、
それ以外のことも、きっと、含まれていたのかもしれませんね。

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暫く前にあった、翁先生のご自宅での思ってもいなかった午後の出来事、
まだ、主人には話せないでいました。
何かに誘われたようなその時間のこと、
なぜだか、今も、はっきりとは、思い出せないでもいたんです。

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