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移りつつあるこころ

2014.06.09 (Mon)


約束の時を過ごし終えた二人を乗せた自動車が、
二日前に出発した街に向かって、高速道路を風を切るようにして戻ります。
この人の、かりそめの妻として過ごしてきた時間が、
後僅かで、終わろうとしてました。

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肘掛に載せていた私の手のひらを、彼のひろい手の平が、柔らかく被います。
数日の旅行の間に、私に注がれた彼の男の人の液が、
もう、自分の身体の隅々を満たし、
そして、沁みこんでいるのかなぁ、って感じてました。
私は、ひとつ、小さな息をはくと、
握られたままの、暖かい彼の手のひらを、そっと握り返し、
ゆっくりと、まぶたを閉じたのです。

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あの朝。
ふくよかな白い乳房を、
この朝のための真新しいブラジャーで包み込んでいました。
自分でいうのもおかしいんだけど、
女の私にだって、誉めてあげたい素敵な胸だと思えるし、
二人の娘を母乳で育てたわりには、出産をする前と同じように、
薄い桜色をした小さな乳首も綺麗なんですよ。

クローゼットの中にある、
姿見に映る黒い下着だけの、身体を眺めます。
主人のために、大切に守ってきたと思えるこの身体が、
もしかしたら今夜、別の男の人のものになり、
その人の、男の人の印を、身体の奥に注がれるのでしょうか。

2014-02-22 16.59.21

軽い眩暈を感じながらも、
彼との、約束の時間を始めるために、
買っておいた茜色のジャケットを、
大事そうに、そっと、木製のハンガーから、外したんです。

128539_l.jpg

自宅から二駅離れた駅裏の、小さな公園の駐車場に、
見慣れた彼の自動車が停まってました。
車から降りた彼が、私の手から小さなトラベルバッグを受け取り、
後ろの席に置いてくれます。
どこに連れて行かれるのかなぁ、
教えられぬままの私を乗せたその自動車は、ゆっくりと、走り出したんです。

p1.jpg

前夜。
「堪らないんだ」
乱暴だと思えるほど、私の身体を突き動かしながら、
パパは、そう言いました。
「あなたが、いけないのよ」
絶え絶えに、そう応えた私は、パパの腰を両手で引き寄せてました。
自分の身体の奥に届いているそれは、
まぎれもなく、
最愛のパパのものであることはわかってるはずなのに、
目に浮かんでくるのは、
なぜだか、明日からの連休の数日を一緒に過ごす、
彼の端正な顔立ちだったんです。
身体は、今、こうして、パパに抱かれながらも、
こころは、すでに、明日からの、
彼との時間の流れに、だんだんと、移りつつあったんでしょうね。

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